柴咲コウが主演・新島小夜子役をつとめる、2024年6月14日(金)公開予定の映画『蛇の道』。
今回新たに、パリで精神科医として働く小夜子の元に通う患者・吉村役として西島秀俊さん、小夜子の夫・宗一郎役として青木崇高さんの出演が発表されました。
▪️黒沢清監督 コメント
西島さん、青木さん、共にたった一日のパリロケでしたが、この映画に素晴らしい多様性と華やかさと、そしてただならぬ緊張感とをもたらしてくれました。現場では、柴咲さんも久しぶりの日本語の芝居でずい分リラックスしていらっしゃいましたが、いざカメラが回り始めると、互いの腹を探り合うような、お二人との不穏なやりとりに、フランス人スタッフたちもただただ圧倒されていたようです。
▪️西島秀俊さん コメント(吉村役)
黒沢監督と再びご一緒できたこと大変嬉しく思います。『蛇の道』はとても好きな作品です。あの復讐の物語が再び描かれる。しかも舞台はフランスということを聞き、驚き興奮しました。 私が演じた吉村は、監督が実際に会ったことのある人物にインスパイアされて出来上がったと伺い、現場で一 緒に人物像を作り上げていきました。作品をご覧になる皆様に吉村という人間がどのように映るのかとても興 味があります。そして柴咲さんと再び共演し、その鋭い感性と高い集中力に引き込まれる事で、小夜子と吉村の独特の緊張感を生み出すことが出来たのではないかと感じています。 『蛇の道』は復讐の果てにはいったい何があるのかが描かれています。これまでに見たことのない物語が待っていると思います。
▪️青木崇高さん コメント(宗一郎役)
緊張と狂気をはらんだ物語とは全く違って、現場の雰囲気は監督のお人柄が映し出されているような、とても 温かく心地のよいものでした。フランスの現地スタッフに敬意を払いながら、1 カットずつ丁寧に撮られる姿はとても印象的でした。 主演の柴咲さんは、撮影前からしばらくフランスで生活されていたからなのでしょう、佇まいがしっかりと馴染んでいて、大変驚きました。また立ち姿がとても美しく感じました。 国内外に多くのファンを持つ黒沢清監督の作品に関われたこと、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。この映画を世界のより多くの方に観ていただきたいです。
・作品情報
<あらすじ>
何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)。 偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。
“誰に、なぜ、娘は殺されたのか”。
とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。 “必ずこの手で犯人に報いを——”
その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か。
───────────────────────
監督・脚本:黒沢 清
出演:柴咲コウ、ダミアン・ボナール
西島秀俊、青木崇高
言語:フランス語
原案:『蛇の道』(1998 年大映作品) 製作国:フランス/日本/ベルギー/ルクセンブルク
製 作:CINEFRANCE STUDIOS KADOKAWA
配給:KADOKAWA
© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA